2017年5月17日水曜日

ハメ込み合成。

アプリ系のCMはもちろんのこと小道具としてもよく登場するスマートフォン。

実機と実際の画像を使い、輝度をあげて撮影した場合はそのまま使っても遜色ないこともあります。

しかし、画像が撮影時にまだ決まっていないなどの場合はハメ込み合成が必要になります。

まず、撮影時にスマホの傾きや動きをトラッキング(いわゆる追っかけ)するためにフレームの4隅にポイントを置きます。
白い枠の機種ならば黒い画面との角で追いかけることも可能です。

そして4隅が切れない様にカメラアングル内に収めておく事が、トラッキングの精度のために重要です。
もっとアップにしたい場合は高解像度で撮影し合成後ブローアップ(=拡大)しましょう。
画面の4隅にポイントを置く。
枠がわかる場合はポイントは必要ない。
写り込みの質は若干下がるが、
後に合成する画像の近似色にしておくのも良い。
枠の4隅がわかればポイントを置く必要もない。
写り込みをそのまま活かしたい場合は4隅のポイントも一緒に残ってしまうので後で消す(ゴマかす)作業が必要になります。
4隅のポイントを消す必要がある。

ポイントが必要ない場合はそのままでOK。


演出上問題がなければ、枠がわかりやすい色にした方が良いでしょう。

スマホはテレビ画面と違い、手持ちなので細かく3次元的に動きます。
トラッキングの精度次第で、合成っぽさが意外と出るカットなので注意が必要です。